この記事ではEAの入手方法・獲得方法をまとめておきます。
その1:当サイトの無料ソースコードをコンパイルする
EA界隈は詐欺・誇大広告が多いので、まずは無料EAから始めましょう。
当サイトでは2つのEAソースコードを公開しています。これらのソースコードをMT4メタエディターにコピペしてコンパイルすれば、無料かつ口座縛りなしでEA運用を始められます。
無料EA | トレードロジック | 入手方法 |
---|---|---|
Grid Free | マーチンゲール | ソースコードをコンパイル |
Gotobi Free | 仲値アノマリー | ソースコードをコンパイル |
1つ目のGrid Freeはグリッド・マーチンゲールEAです。マーチンゲールEAは破綻リスクが高いとされていますが、ボラティリティの低いオセアニア系通貨ペア(AUDCADなど)にて、長期トレンドに逆らわないようにすれば破綻リスクを低く抑えられます。
グリッド間隔は30pips、ロット増加率は前回ポジションの1.5倍、利確は加重平均15pipsに設定しています。これらのパラメーターは実際に安定した利益を出しているマーチンゲールEA「StablePro AudCad・Waka Waka EA」を参考にしています。
2つ目のGotobi Freeはゴトー日の仲値アノマリーEAです。仲値とは金融機関がFX取引をするときの基準レートのこと。日本時間9時55分に発表されます。発表直前はUSDJPYチャートが上昇し、その直後から数時間後は下降する傾向があります。
特にゴトー日(5・10の付く日)はその傾向がさらに強くなるため、仲値トレードをゴトー日だけに絞ることで期待値の高いトレードができるようになります。
マーチンゲールEA・仲値アノマリーEAは、EAの中でも特に期待値の高いトレードロジックとされています。まずはこれら2つの無料EAから試してみるといいでしょう。
その2:MQL5の無料EAをダウンロードする
EAはMQL5でも無料で入手できます。MQL5はメタトレーダーの開発会社「Metaquotes」が運営しているFX向けの総合プラットフォームです。
MQL5公式サイトはこちら。
MQL5でアカウント登録をしておけば、そこで提供されている無料EAをダウンロードできます。無料配布EA(IB登録EA)のような口座縛りもないため、デモ口座で運用したり、2つ以上のリアル口座で同時運用したりもできます。
MQL5の無料EA一覧はこちら。
MQL5の無料EAでおすすめなのは「Dark Venus」ですね。高頻度のマーチンゲールEAで、運用を開始した日に利益を出すことができます。
ただしグリッド間隔が5pipsと非常に狭いため、トレンド相場ではあっさりと破綻します。必ずデモ口座で運用しましょう。
Dark Venusの使い方はこちら。
MQL5では他にもたくさんの無料EAをダウンロードできますが、その多くはデフォルト運用だと安定した利益を出せません。無料EAで利益を出したいなら、自力でパラメータを調整する必要があります。
こういったパラメーターの調整が面倒なら、先ほど紹介したGrid Free・Gotobi Freeを使った方がいいでしょう。どちらも期待値の高いトレードができるようパラメーターを固定しています。
その3:EA販売プラットフォームで購入する
有料EAはEA販売プラットフォームで購入できます。有料EAの販売者はEA開発のモチベーションが高いため、収益性の高いEAを見つけやすいです。
EA販売プラットフォームの代表例はこちら。
EA販売サイト | 価格相場 | 口座縛り | 対応プラットフォーム |
---|---|---|---|
GogoJungle | 2万円から3万円 | あり | MT4 |
LET’S REAL | 1万円から25,000円 | あり | MT4 |
MQL5 | 50ドルから1,000ドル | なし | MT4・MT5 |
使いやすさ・信頼性を重視するならGogoJungleを、コストパフォーマンスを重視するならLET’S REALを使いましょう。ただしどちらも購入したEAには口座縛りがされており、リアル口座1つでしか運用できません。
一方MQL5のEAは口座縛りがされていませんし、30ドルや50ドル位でコストパフォーマンスの高いEAが売られていたりもします。ただフォワード成績の公開が義務付けられていないため、バックテスト詐欺も多いです。
有料EAを購入するのは、無料EAに慣れてからでも遅くはないでしょう。
その4:IB契約により無料配布EAを入手する
海外FXのアフィリエイト(IB契約)を利用することで無料配布EAを入手することもできます。
希望者はEA開発者の海外FXアフィリエイトリンクを経由して口座開設をすることで、開発者から無料でEAを配布してもらえます。ただし配布EAはIB契約したリアル口座でしか運用できず、デモ口座や他の口座では運用できません。
無料配布EAで評判がいいのは鈴木商店さんの「金鳥Mark4」ですね。ハイリスクなゴールドのマーチンゲールEAですが、過去2年間のリカバリーファクターが4.1と非常に高く、一般的なゴールドEAと比べると破綻リスクは低めです。
また重要な経済市場の直前・直後はエントリーしない機能もあるため、破綻リスクはさらに低くなります。トレードロジックも詳しく説明しており、ドローダウンも詳細に検証しているため、EA開発者の中では良心的な方でしょう。
無料配布EAは海外FXアフィリエイトで荒稼ぎしたい人が多いため、詐欺・誇大広告が非常に多いです。この手のEAを使うときは、トレードロジックや運用リスクをきちんと調べておきましょう。
その5:クラックサイトから無料入手する
倫理観や道徳心が痛まないなら、クラックサイトから無料EAを入手することもできます。
クラックとは、コンピューターネットワークに侵入してプログラムを破壊・改ざんすること。EAの世界ではサーバーに侵入してEAをデコンパイル・コピーすることを指します。
高収益EAの需要は非常に大きく、1,000ドルや10,000ドル以上で売られていることが多いです。そうしたEAをクラック・コピーして再販売したり、IB契約で無料提供したり、リンク付近に海外FXのアフィリエイトリンクを貼ったりして収益を得るわけですね。
EAクラックサイトの代表例はこちら。
- FX PROSYSTEMS.com:バックテスト画像が多く、高収益EAを探しやすい
- ForeXCracked:バックテスト画像が少なめ
- Not And Or:EAの種類が豊富。ダウンロード時に強めの警告が入る
クラックEAはバックテスト成績・フォワード運用成績を公開していないことが多く、EAの収益性・リスクなどは自力で検証する必要があります。またパソコンのOS・WebブラウザによってはEAがコンピューターウイルス扱いされることもあるため、ITリテラシーの高い上級者向けの入手方法となります。
またクラックサイトは広告の掲載量が非常に多く、サイトを閲覧しにくいです。WebブラウザにuBlock Originなどのアドブロックをインストールし、それでも消えないなら左クリック「要素指定」で非表示にしましょう。