この記事ではTradeview ILC口座の特徴・おすすめ運用方法を解説していきます。
Tradeview ILC口座の詳細は、英語版Tradeview「Accounts」で確認できます。
Tradeview ILC口座の基本スペック
Tradeview ILC口座の基本スペックはこちら。(英語版Tradeview「Accounts」で確認可能)
最大レバレッジ | 200倍 |
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取引手数料 | 往復5ドル/ロット |
最小ロット | 0.1ロット |
最大ロット | 75ロット |
初回入金額 | 10万円(ドル口座は1,000ドル) |
ILC口座は最大レバレッジが200倍と低めなため、証拠金維持率が圧迫されるとロスカットされやすいです。運用ロットの大きなスワップアービトラージ、あるいは含み損が膨らみやすいナンピン・マーチンEAとは相性が悪いです。


逆に取引コストが非常に低いので、スキャEAなど利幅の狭いトレードロジックとは相性がいいです。
Tradeview ILC口座の特徴
特徴1:スプレッドが非常に狭い
ILC口座の最大の特徴は、スプレッドが非常に狭いこと。(Tradeview「トップページ」で確認可能)
特にUSDJPYのスプレッドが0.1pipsから0.3pipsと非常に狭いです。取引手数料が0.5pips(1ロット往復5ドル)発生することを考慮に入れても、海外FX口座の中ではトップクラスの低さです。

スプレッドが狭ければ狭いほど、FXの取引コストを低く抑えられるため、利幅の狭いスキャルピングトレードでも利益を出しやすくなります。スキャEA運用をするなら、取引コストの低いILC口座はおすすめです。
特徴2:取引手数料が低い(1ロット往復5ドル)
ILC口座の取引手数料は1ロット往復5ドルと低めです。(英語版Tradeview「Accounts」で確認可能)
海外FXのECN口座・低スプレッド口座は、スプレッドとは別の外付け手数料が設定されていることが多いです。手数料が片道の場合は、2倍で往復分にして比較します。
手数料の目安としては、5ドル以下なら非常に低い、6ドルから9ドルなら平均的、10ドル以上ならやや高めと判断します。例えばXM Zero口座は1ロット往復10ドルなので高め、AXIORY ナノ口座は1ロット往復6ドルなので平均的となります。


ILC口座の1ロット往復5ドルは取引手数料の中ではトップクラスに低い方です。利幅の狭いトレードロジックを採用するなら、ILC口座を優先的に使いましょう。
特徴3:最大レバレッジが200倍と低め
ILC口座の最大のデメリットは、最大レバレッジが200倍と低めなこと。(Tradeview「レバレッジ変更申請」で確認可能)

レバレッジが低ければ低いほど、必要証拠金が大きくなり、資本効率が悪くなります。具体的には単発の高ロットトレード、あるいはナンピン・マーチンゲール・グリッドトレードのハイリスク運用ができなくなります。
Tradeviewでこれらのハイリスクトレードをしたいなら、最大レバレッジが500倍と高めなXレバレッジ口座、あるいは最大レバレッジ400倍のcTrader口座を使いましょう。


もしくは低スプレッド+レバレッジ1000倍のXM KIWAMI口座もおすすめです。

特徴4:0.1ロット未満の取引ができない
ILC口座の2つ目に大きなデメリットは、0.1ロット未満の取引ができないこと。ILC口座の最小ロットは0.1ロットと高めに設定されています。。(英語版Tradeview「Accounts」で確認可能)

マーチンゲールEAの低リスク運用だと1段目は0.01ロットから0.05ロットで始まることが多いため、ILC口座での運用はできなくなります。
1段目ポジションを0.1ロットにすれば運用できますが、これはマーチンゲールEAだとかなりハイリスクな運用です。ロスカットされないよう資金20,000ドル以上で運用したいです。
ILC口座と相性がいいのは、アノマリーEA・ブレイクアウトEA・スキャEAなど単一ポジションEAです。特にスキャEAは利幅が5pips前後と狭めなため、スプレッド・取引手数料の低いILC口座と相性がいいです。
特徴5:最低入金額が1,000ドルと高め
ILC口座の最低入金額は1,000ドルとやや高めです。。(英語版Tradeview「Accounts」で確認可能)
海外FXブローカーは出金リスクが高いため、慎重な人だと100ドル(10,000円前後)から始めてみるケースも多いのですが、そういった少額運用はできないわけですね。
Tradeviewで資金100ドル前後で始めるならXレバレッジ口座がおすすめ。こちらは最低入金額が100ドルなのでリアル口座での少額運用に適しています。

ただXレバレッジ口座はスプレッドが広いデメリットがあります。リアル口座での運用に慣れてきたら、取引コストの低いILC口座・cTrader口座に乗り換えたほうがいいです。

Tradeview ILC口座のおすすめ運用方法
Tradeview ILC口座の運用方法は、EA自動売買がおすすめ。取引コストが非常に低いので、取引回数のおいトレードロジックと相性がいいです。
運用EAはMQL5の無料EA「Dark Venus」がおすすめ。MQL5アカウントを持っていれば無料でダウンロードできます。


ただしILC口座はレバレッジが200倍と低めなので、普通にマーチンゲールEAを運用すると、証拠金維持率が圧迫されてロスカットされやすいです。日本時間早朝だけ運用するなどして、ポジション段数が増えすぎないようにしましょう。

2番目の運用方法は、GogoJungleの有料EA「THE AUDCAD タイプB」がおすすめ。
価格は30,000円と高額ですが、数少ない単一ポジションEAで、グリッドEAと合わせて運用することでEAポートフォリオのリスクリワードを底上げできます。
注意点としてGogoJungleの市販EAは口座縛りがされており、リアル口座1つでしか運用できません。他の口座に切り替える場合は、GogoJungle会員ページで認証を切り替える必要があります。
