この記事ではXM Zero口座の特徴を解説していきます。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
XM Zero口座の基本スペック
XM Zero口座の詳細スペックはこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
最大レバレッジ | 500倍 |
---|---|
取引手数料 | 往復10ドル/ロット |
FXプラットフォーム | MT4/MT5 |
最小ロット | 0.01ロット |
最大ロット | 50ロット(1ポジションあたり) |
対応商品 | FX通貨ペア、仮想通貨CFD、株式CFD、コモディティ(商品)、 株価指数CFD、エネルギーCFD、貴金属CFD |
ストップアウト(ロスカットライン) | 20% |
マージンコール | 50% |
XM Zeroの1つ目の特徴は、最大レバレッジが500倍であること。スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI口座の1000倍より半分しかないため、必要証拠金は2倍になってしまいます。
XM レバレッジルールはこちら。(XM「取引→証拠金とレバレッジ」で確認可能)
2つ目の特徴は、外付けの取引手数料が発生すること。取引手数料は1ロットあたり往復10ドルで、1.0pipsに相当します。これは海外FXブローカーの中では割高な方です。
それ以外の特徴として、2種類の入金ボーナスが使えないこと、ロイヤルティプログラムが使えないことが挙げられます。
XM ボーナスキャンペーンはこちら。(XM「プロモーション」で確認可能)
XM ロイヤルティプログラムの仕様(XM「プロモーション」で確認可能)
Zero口座は後発のKIWAMI口座と比べてレバレッジ・取引コストで劣るため、積極的に使う理由はないです。
XM KIWAMI口座の特徴はこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
XM Zero口座の特徴
トータルの取引コストは標準的
XM Zero口座の取引コストは標準的です。
表記スプレッドだけを見ると非常に狭いのですが、外付け手数料が1ロット往復10ドル(1.0pips相当)とやや高めなため、トータルの取引コストは標準的になります。
XM口座タイプごとの取引コスト比較はこちら。(XM「取引→FX取引」で確認可能)
通貨ペア | XM Zero口座 (外付け手数料1.0pipsあり) | KIWAMI口座 | XM スタンダード口座 |
---|---|---|---|
EURUSD | 0.2pips(1.2pips) | 0.8pips | 1.6pips |
USDJPY | 0.2pips(1.2pips) | 0.7pips | 1.6pips |
GBPJPY | 1.2pips(2.2pips) | 1.4pips | 3.6pips |
XAUUSD | 1.4pips(2.4pips) | 1.5pips | 3.5pips |
表記スプレッドだけを見るとZero口座が圧倒的に狭いのですが、外付け手数料(1.0pips)加えた実質的な取引コストだとKIWAMI口座の方が3割ほど低いことがわかります。
XM スプレッド一覧はこちら。(XM「取引→FX取引」で確認可能)
XMで取引コストを最小限に抑えたいなら、Zero口座よりもKIWAMI口座を使った方が良いです。
XM KIWAMI口座の特徴はこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
最大レバレッジは500倍
XM Zero口座の最大レバレッジは500倍で、スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI口座の半分となります。レバレッジが低ければ低いほど、必要証拠金が高くなり、トレードの資本効率が落ちてしまいます。
レバレッジごとの必要証拠金比較はこちら。(XM「証拠金計算ツール」で計算可能)
取引口座レバレッジ(口座タイプ) | 必要証拠金(USDJPY/1ロット) |
---|---|
1000倍(スタンダード/マイクロ/KIWAMI) | 100ドル(1.5万円) |
500倍(Zero) | 200ドル(3万円) |
ドル円1.0ロットポジションを保有する場合、レバレッジ1000倍口座だと必要証拠金は100ドルですが、レバレッジ500倍口座だと2倍の200ドルになります。レバレッジと必要証拠金が反比例の関係にあるわけですね。
XM 口座レバレッジはこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
レバレッジが低めの口座はスプレッドが狭い傾向があるのですが、XMだとKIWAMI口座の方がレバレッジが高くて、取引コストも低いです。
Zero口座はレバレッジ・取引コストの面でKIWAMI口座に劣るため、無理に使う必要はないでしょう。
XM KIWAMI口座の特徴はこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
入金ボーナスは使えない(未入金ボーナスは使える)
XM Zero口座では13,000円の未入金ボーナスは利用できますが、他の2つの入金ボーナスは使えません。
XM ボーナスキャンペーンはこちら。(XM「プロモーション」で確認可能)
XMのボーナスはクッション機能が付いているため、損失をカバーすることができます。例えば現金10万円+ボーナス10万円の場合、損失が12万円になってもロスカットを回避できます。
クッション機能付きボーナスは現金以上の含み損を耐えられるため、マーチンゲールEAのハイリスク運用や単発の高ロットトレードで使われることが多いです。
XMのボーナスを利用したいなら、スタンダード口座かマイクロ口座を開設しましょう。
XM スタンダード口座の特徴はこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
XM マイクロ口座の特徴はこちら。(XM「取引口座タイプ」で確認可能)
ロイヤルティプログラムも使えない
XM Zero口座ではロイヤルティプログラムを使えません。
ロイヤルティプログラムとは、XMの取引量に応じてポイントが得られる仕組みのこと。得られたポイントは取引用のボーナスと交換できます。(ボーナスの仕様は入金ボーナスと同じ)
XM ロイヤルティプログラムの仕様はこちら。(XM「プロモーション」で確認可能)
ボーナスの交換レートはポイントの3分の1で、例えば3000ポイントは1000ドル分のボーナスと交換できます。
またロイヤルティプログラムでは取引期間が長いほど、ステータスが上昇していき、取引で得られるポイントも増えていきます。
ロイヤルティステータスの概要はこちら。
ステータス | 付与ポイント | 昇格条件 |
---|---|---|
Executive | 10XMP/ロット | 最初から |
Gold | 13XMP/ロット | 30日間取引 |
Diamond | 16XMP/ロット | 60日間取引 |
Elite | 20XMP/ロット | 100日間取引 |
ただしロイヤルティプログラムには以下の注意点があります。
- 一定期間(30-100日)取引していなければ、初期ランク(Executive)にリセットされる
- 獲得から12ヶ月以内にボーナス交換していなければ、ポイントは全て消失する
XMのロイヤルティプログラムは仕組みが複雑です。しかも細かいルールは英語版PDFで書かれているため、日本人が賢く使うには骨が折れます。
無理にトレードでXMPを稼ぐよりも、利益率の高いトレードロジックを採用した方がトータルの期待値は高くなります。XM Zero口座でロイヤルティプログラムが使えない事は、大きなデメリットではないでしょう。
XM Zero口座のおすすめ運用方法
裁量スイングトレード
Zero口座を軽く運用するなら、裁量スイングトレードがおすすめ。
スイングトレード手法は、トレンド相場ではピラミッディング、レンジ相場ではナンピンを採用します。相場ごとにトレードロジックを切り替えることで、常に期待値の高いトレードができます。
ただしZero口座はレバレッジ500倍なので、 他の口座タイプより必要証拠金が2倍になります。ロスカットされないよう運用ロットを低めにする必要があります。
裁量トレードの始め方はこちら。
EA自動売買(グリッド・マーチンゲールEA)
Zero口座を資金100万円以上で運用するなら、EA自動売買がおすすめ。月額3,000円ほどのVPSを契約する必要はありますが、エントリーと決済を自動化できるため、チャートを見る時間を大きく節約できます。
運用EAはMQL5の無料EA「Grid EA Pro」がおすすめ。MQL5アカウントを持っていれば、無料ダウンロードできます。
トレードロジックは、ロット倍率1.1倍のグリッド・マーチンゲールで、実質的にナンピンです。
決済方法についても、トレーリングストップで含み益を増やし、オーバーラップでストップロスをマイナス方向にずらしていくため、リスクリワードにも優れています。
Grid EA Proの使い方はこちら。