この記事ではIFC Marketsのレビュー・基礎知識・おすすめ運用方法を解説していきます。
IFC Marketsの詳細スペックは、IFC Markets「トップページ」で確認できます。
IFC Marketsの基礎知識
海外FX調査兵団さんの話によると、IFC Marketsは出金拒否事例が発生しているため、評価はかなり低いです。
当サイトでも口座開設や入金などは推奨していませんが、備忘録のために簡単なスペックをまとめておきます。
IFC Marketsの提供ボーナス・プロモーション
IFC Marketsの提供ボーナス・プロモーションはこちら。(IFC Markets「プロモーション」で確認可能)
- フリーマージン利息ボーナス…取引に使っていない証拠金(フリーマージン)に対して最大年利7%の利息が毎月付与される
IFC Marketsではフリーマージン利息ボーナスと言うサービスを提供しています。このサービスでは取引に使っていない証拠金(フリーマージン)に対して、最大で年利7%相当の利息が毎月付与されます。
ただ最大7%の利息を獲得するには、毎月70ロットの取引をする必要があります。IFC Marketsはスプレッドが全体的に広めですし、利息のためだけに70ロットも取引をすると赤字になる可能性が高いです。
スワップアービトラージで両建てして為替リスクをゼロにすることもできますが、それでも毎月70ロットを決済すると膨大な取引コストになります。はっきり言って何の旨みのないプロモーションです。

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海外FXの他のボーナスについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

IFC Marketsの対応プラットフォーム
IFC Marketsの対応プラットフォームはこちら。
IFC Marketsの基本的な対応プラットフォームは「MT4/MT5」の2つとなります。
使い分けとしては市販EAや無料EAを使うならEAの種類が多いMT4、裁量トレードのメインだったり、EAを自力で開発していたりするなら後発のMT5がおすすめです。
特にデスクトップ版MT4は開発側がサポートを停止しており、LLMなどで新しくEAを作ろうとするとコンパイルエラーが発生しやすくなります。
IFC MarketsはNetTradeXという独自のプラットフォームも提供しています。ただブローカーの独自プラットフォームはクセが強いため、よほど大きなメリットがなければ使う必要はないでしょう。
IFC Marketsのレバレッジルール
IFC Marketsの最大レバレッジはこちら。(IFC Markets「証拠金取引」で確認可能)
口座タイプ | レバレッジ(証拠金) |
Beginner (NetTradeX), Micro (MetaTrader 4 and 5) | 1:400 (0.25%) |
---|---|
Standard, PAMM (Deposit < 50 000 USD |50 000 EUR | 5 000 000 JPY) | 1:200 (0.5%) |
Standard, PAMM (Deposit 50 000 – 100 000 USD | 50 000 – 100 000 EUR | 5 000 000 – 10 000 000 JPY) | 1:100 (1%) |
Standard, PAMM (Deposit > 100 000 USD |100 000 EUR | 10 000 000 JPY) | 1:50 (2%) |
IFC Marketsのビギナー口座とマイクロ口座では最大400倍のレバレッジを提供しています。レバレッジ400倍は海外FXブローカーの中では標準的な方です。
スタンダード口座とPAMM口座については、入金額が50,000ドルまでならレバレッジ200倍で取引できます。それ以降は入金額50,000円ドル以上でレバレッジ100倍に、100,000ドル以上でレバレッジ50倍と引き下げられていきます。
IFC Marketsの口座タイプ
IFC Marketsの口座タイプはプラットフォームごとにいくつか分岐しています。
NetTradeXの口座タイプはこちら。(IFC Markets「口座タイプ」で確認可能)
Standard-Fixed & Floating | Beginner-Fixed & Floating | Demo-Fixed & Floating | |
---|---|---|---|
口座の通貨 | USD EUR JPY uBTC | USD EUR JPY uBTC | USD EUR JPY uBTC |
初回入金金額 | 1000 USD | 1000 EUR | 100000 JPY | 1 USD | 1 EUR | 100 JPY | – |
口座上限* | – | 5000 USD | – |
レバレッジ *** | 1:1 – 1:200 | 1:1 – 1:400 | 1:1 – 1:400 |
最低スプレッド(固定) | 最低 1.8 pips | 最低 1.8 pips | 最低 1.8 pips |
最低スプレッド | 最低 0.4 pips | 最低 0.4 pips | 最低 0.4 pips |
証拠金維持率 | 10% | 10% | 10% |
最小取引量(外為) | 10000 単位 | 100 単位 | 100 単位 |
市場ニュース一覧 | + | + | – |
ポジションの計算システム ****** | Hedged/Netting | Hedged/Netting | Hedged/Netting |
MT4の口座タイプはこちら。(IFC Markets「口座タイプ」で確認可能)
Standard-Fixed | Micro-Fixed | Demo-Fixed | PAMM-Fixed | |
---|---|---|---|---|
口座の通貨 | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD |
初回入金金額 | 1000 USD | 1000 EUR | 100000 JPY | 1 USD | 1 EUR | 100 JPY | – | 100 USD |
口座上限* | – | 5000 USD | 5000 EUR | 500 000 JPY | – | – |
レバレッジ *** | 1:1 – 1:200 | 1:1 – 1:400 | 1:1 – 1:400 | 1:1 – 1:200 |
最低スプレッド | 最低 1.8 pips | 最低 1.8 pips | 最低 1.8 pips | 最低 1.8 pips |
証拠金維持率 | 10% | 10% | 10% | 10% |
最小取引量(外為)**** | 0.1 lot | 0.01 lot | 0.01 lot | 0.01 lot |
市場ニュース一覧 | + | + | – | + |
ポジションの計算システム ****** | Hedged | Hedged | Hedged | Hedged |
MT5の口座タイプはこちら。(IFC Markets「口座タイプ」で確認可能)
Standard-Floating | Micro-Floating | Demo-Floating | PAMM-Floating | Standard-ECN** | Demo-ECN** | |
---|---|---|---|---|---|---|
口座の通貨 | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD EUR JPY | USD EUR JPY |
初回入金金額 | 1000 USD | 1000 EUR | 100000 JPY | 1 USD | 1 EUR | 100 JPY | – | 100 USD | 100 EUR | 10000 JPY | 1000 USD | 1000 EUR | 100000 JPY | – |
口座上限* | – | 5000 USD | 5000 EUR | 500 000 JPY | – | – | – | – |
レバレッジ *** | 1:1 – 1:200 | 1:1 – 1:400 | 1:1 – 1:400 | 1:1 – 1:200 | 1:1 – 1:200 | 1:1 – 1:200 |
最低スプレッド | 最低 0.4 pips | 最低 0.4 pips | 最低 0.4 pips | 最低 0.4 pips | 最低 0.0 pips | 最低 0.0 pips |
証拠金維持率 | 10% | 10% | 10% | 10% | 10% | 10% |
最小取引量(外為)**** | 0.1 lot | 0.01 lot | 0.01 lot | 0.01 lot | 0.1 lot | 0.1 lot |
市場ニュース一覧 | + | + | – | + | + | – |
ポジションの計算システム ****** | Hedged/Netting | Hedged/Netting | Hedged/Netting | Hedged | Hedged/Netting | Hedged/Netting |
取引量当たりの手数料 | – | – | – | – | 0.005% | 0.005% |
IFC Marketsの最大口座開設数
IFC Marketsでは口座タイプごとに1口座ずつ開設できます。
MT4とMT5ではリアル口座がそれぞれ6口座開設できますが、口座タイプごとに分ける必要があります。
各口座タイプを1つ開設出来ます。口座タイプのパラメーターはリアル・デモ、取引ツール、ビギナー、マイクロ、スタンダートなどの口座タイプ、変動と固定スプレッド、口座の通貨です。総合、12のNetTradeX口座、6つのMT4リアル口座と6つのMT5リアル口座が開設できます。
引用元
IFC Marketsの入金方法・入金手数料
IFC Marketsの入金方法・入金手数料はこちら。(IFC Markets「入金方法」で確認可能)
入金方法 | 反映時間 | 送金手数料 | 最低入金額 |
---|---|---|---|
国際銀行振り込み | 2-3日間 | 振り込み元銀行の手数料 | 100$/100€ |
クレジットカード | 即時 | 無料 | 100$/100€/10000円 |
国内銀行振り込み | 日中 | 振り込み元銀行の手数料 | 10000円 |
仮想通貨 | 即時 | 無料 | 20$ / 20€ / 2000¥ / 800 uBTC |
ビットウォレット(国内振り込み、クレジットカードより入金可) | 即時 | 無料 | 10$/10€/1000円 |
IFC Marketsは国内銀行送金に対応しています。ただし海外FXブローカーへの口座入金は銀行側からマネーロンダリングの疑いを受けやすいです。大手ブランド銀行は使わず、ネットバンク系銀行を使うようにしましょう。(楽天銀行・住信SBIネット銀行など)
IFC Marketsはクレジットカード送金にも対応しています。ただし海外FXブローカーへの入出金はカード会社から不正利用扱いされやすいので、メインのカードではなく予備のカードを使いましょう。
IFC Marketsはbitwalletなどのオンライン送金サービスにも対応しています。bitwalletは各種手数料が安いので優先的に使いましょう。
IFC Marketsは仮想通貨送金にも対応しています。適切な送金ルートを選べば、送金コストを低めに抑えられます。ただし送金先を間違えると資金を失うリスクがあるため、送金前には少額でテスト送金しておきましょう。
IFC Marketsの出金方法・出金手数料
IFC Marketsの出金方法・出金手数料はこちら。(IFC Markets「出金方法」で確認可能)
出金方法 | 反映時間 | 手数料 | 最低出金額 |
---|---|---|---|
国際銀行振り込み | 2-3日間 | 振込先の銀行手数料+20ポンド | 50$/50€ |
国内銀行振り込み | 日中 | 4% | 10.000円 |
クレジットカードへの返金 | 1-5日間 | 不定 | $10/€10/¥5000 |
BitWalletより国内振り込み | 数分 | 100円+824円 | 1ドル/1ユーロ/100円 |
仮想通貨 | 1日以内 | 仮想通貨によって異なる | 20$ / 20€ / 2.000¥ / 800 uBTC |
口座間の資金移動 | 数分から | 無料 | $1 / €1 / ¥100 / 50 uBTC |
出金方法の仕様も入金方法とだいたい同じです。ただ一部の出金方法は、利益出金に対応していないことがあります。
例えばクレジットカードで入金した場合、入金額分までの出金は払い戻しになり、利益分の出金は国内銀行送金などで出金するケースが多いです。
出金方法が利益出金に対応しているかどうかはブローカーによって異なります。利益出金の可否はコロコロ変わるので、入金前にIFC Marketsのサポートデスクに質問しておくといいでしょう。
IFC Marketsの資金移動時の為替手数料
(調査中)
資金移動時の為替手数料を安く抑えたいならTradeviewがおすすめ。基本通貨の異なる口座間で資金移動しても為替手数料は無料です。(ドル口座→円口座への資金移動など)

IFC Marketsのストップアウト(ロスカットレベル)・マージンコール
IFC Marketsのストップアウト(ロスカットレベル)・マージンコールはこちら。
ストップアウト | 10% |
---|---|
マージンコール | 100% |
IFC Marketsのストップアウトは10%とやや低めです。
ストップアウトとは、ロスカットが発動するときの証拠金維持率のこと。では証拠金維持率が%を下回ると、保有中のポジションが強制的に決済されます。
またIFC Marketsのマージンコールは100%です。
マージンコールとは証拠金維持率が一定以下になったときに表示される警告のこと。国内FX業者だと新規取引を制限されますが、海外FX業者だと単なる警告だけです。
メタトレーダー(MT4/MT5)でマージンコールが発生した場合、取引画面の一部が赤く変化します。


海外FXでロスカットを防ぎたいなら、証拠金維持率を300%から500%を意識しましょう。運用ロットも資金10,000ドルあたり3.0-5.0ロットを目安にしたほうがいいです。
IFC Marketsのスプレッド
IFC Marketsのスプレッドはこちら。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USDJPY | 1.8pips |
EURUSD | 1.8pips |
GBPJPY | 5.5pips |
IFC Marketsのスプレッドは全体的に広めです。最も狭いはずのUSDJPYIでも1.8pipsとなっています。基本的に海外FXブローカーのスプレッドは、USDJPYの取引コストが1.0pips以下なら合格点と判断します。
IFC MarketsでスキャEAを運用しても利益は出しにくいでしょう。
取引コストをもっと抑えたいならAXIORY・Tradeviewがおすすめ。どちらもトータルの取引コストは低めですし、MT4/MT5/cTraderの3種類のFXプラットフォームにも対応しています。


IFC Marketsのストップレベル
IFC Marketsのストップレベルは3.6pipsと広めです。(情報ソース)
ストップレベルとは、予約注文の値幅制限のこと。例えばストップレベルが5.0pipsなら、現在価格から上下5.0pips以下のところにリミット注文・ストップ注文を設置できなくなります。
ほとんどの海外FXブローカーではストップレベルは0になっていますが、スキャEA対策をしているブローカーだとストップレベルが設定されていることがあります。
ストップレベルが0だとSL/TP1.0pips以下のスキャEAで利益を出しやすくなります。スキャEA・超高速売買・裁量スキャルピングトレードをするなら、ストップレベルゼロのブローカーを使いましょう。
IFC Marketsのスワップポイント
IFC Marketsのスワップポイントはこちら。
通貨ペア | 買いスワップ | 売りスワップ |
---|---|---|
EURUSD | -5.18 | -1.01 |
USDJPY | -2.48 | -3.83 |
GBPUSD | -4.05 | -3.83 |
EURJPY | -5.40 | -1.80 |
AUDJPY | -2.03 | -2.48 |
GBPJPY | -3.38 | -5.06 |
IFC Marketsはほとんどのスワップがマイナス、プラススワップも全体的に低めなため、スワップアービトラージで利益を出しにくいです。

スワップアービトラージの収益を伸ばしたいなら、AXIORYなどプラススワップが高いブローカーを使った方がいいです。

スワップ損益を計算するなら、XMのスワップ計算ツール・AXIORYの取引計算シミュレーターが便利です。(XMの計算ツールはゴールド・CFD銘柄には非対応)


IFC Marketsのロット仕様・最小/最大ロット
IFC Marketsのロット仕様・最小/最大ロットはこちら。(スタンダード口座の場合)
1ロット通貨量 | 100,000通貨 |
---|---|
最小ロット | 0.1ロット |
最大ロット | 10000ロット |
IFC Marketsの1ロット通貨量は100,000通貨となります。
IFC Marketsの最小ロットは0.1ロットとなります。(スタンダード口座の場合)これは10,000通貨に相当します。もっと小さな取引量で取引したいならXM マイクロ口座を使いましょう。

IFC Marketsの最大ロットは10000ロットです。海外FXの最大ロットは50ロットから100ロットがボリュームゾーンなので、最大10000ロットはかなり大きい方です。
IFC Marketsの金融ライセンス
IFC Marketsはグループ全体で3つの金融ライセンスを保有しており、日本向け法人は英国領ヴァージン島のライセンス(BVI FSC)を保有しています。
IFCMARKETS. CORP.は、英国領ヴァージン島での有限会社として登録(登録番号:IBC CAP 291 № 669838)して、英国領ヴァージン島の金融商品市場指令(BVI FSC)で許認可および規制を受けております。許認可の番号はNo.SIBA/L/14/1073です。
引用元
金融ライセンスを保有しているブローカーは、保有していないブローカーよりも出金リスクが低めです。ライセンスのあるブローカーはライセンス剥奪リスクを警戒して、トレーダーに対して理不尽な出金拒否・利益没収・口座凍結を控える傾向があるからです。
逆に金融ライセンスを保有していないブローカーは既に失うものがないため、豪華なボーナス・プロモーションで集客して、利益を出したトレーダーに出金拒否・利益没収を連発することがあります。
海外FXブローカーに10万円以上の資金を入金するなら、金融ライセンスを保有しているブローカーを優先的に使いましょう。
IFC Marketsの口座休眠/凍結ルール・口座維持手数料
IFC Marketsの口座休眠/凍結ルール・口座維持手数料はこちら。
口座休眠の条件 | なし |
---|---|
口座凍結の条件 | なし |
口座維持手数料 | なし |
IFC Markets lists no inactivity fee, and the client agreement lists no currency conversion costs.
IFC Markets には休眠手数料は記載されておらず、顧客契約には通貨換算コストは記載されていません。
引用元
IFC Marketsのおすすめ運用方法
IFC Marketsの運用方法は裁量スイングトレードがおすすめ。レンジ相場ではナンピン、トレンド相場ではピラミッディングと使い分けることで、常に期待値の高いトレードができます。
スイングトレードは獲得ピップスが多いため、スプレッドが広めのブローカー・口座タイプでも利益を出しやすいです。窓埋めトレード・指標トレードのようにタイミングもシビアではないため、FX初心者でも再現しやすいです。
