この記事ではTradeviewで出金できない・出金拒否になったときの対処法をまとめておきます。
Tradeviewの出金ルールは、Tradeview「会員ログイン→出金ページ」で確認できます。
Tradeviewの出金拒否リスクは低い
Tradeviewの出金拒否リスクはかなり低いです。TradeviewはA-bookブローカーなのでスプレッドの歪みが生じにくくレイテンシーアービトラージがあまり通用しないからです。
また損失カバー機能のあるボーナスも提供していないため、ボーナスアービトラージで資金を大量に抜かれてしまうこともありません。
Tradeviewが出金拒否されにくい根拠の2つ目は、運営期間が長いことですね。2024年までで20年間運営されており、海外FXブローカーの中では老舗の部類に入ります。
海外FXブローカー名称 | 設立年 | 2024年までの運営期間 |
---|---|---|
XM | 2009年 | 15年 |
AXIORY | 2011年 | 13年 |
Tradeview | 2004年 | 20年 |
TitanFX | 2014年 | 10年 |
Exness | 2008年 | 16年 |
IC markets | 2007年 | 17年 |
FXGT | 2019年 | 5年 |
海外FXブローカーに10万円以上入金するなら、運営期間が5年以上のものにしましょう。設立したてのブローカーだとアービトラージ取引の餌食になってしまい、資金枯渇からの出金拒否や利益没収を連発することになるからです。
その点でTradeviewは運営歴が20年と長く(2024年時点)、いきなり出金拒否・利益没収になる可能性は低いと判断できます。(超高速売買・アービトラージ取引をした場合は除く)
Tradeviewで出金できない・出金拒否になる原因
原因1:ポジション保有中で証拠金維持率100%未満の出金リクエストをした
Tradeviewでポジションを保有している時、証拠金維持率が100%未満になるような出金をすると出金を受け付けなくなります。
特にスイングトレードやスワップアービトラージでは、ポジション保有中の含み益口座から利益を抜き取っていく手法が存在します。Tradeviewでそういった手法を採用するときは証拠金維持率に気をつけましょう。
Tradeviewの証拠金維持率は、Tradeview「MT4/MT5/cTrader」で確認できます。
原因2:入金時と異なる決済手段で出金リクエストをした
Tradeviewで入金時と異なる方法で出金リクエストをした場合、出金を拒否されることがあります。例えばクレジットカードで入金をした後、銀行送金で出金リクエストをするなどですね。
Tradeviewに限らず海外FXブローカーでは、マネーロンダリング対策のために入出金経路を揃えることが前提となります。こうしないと不正取得したクレジットカードで銀行出金する反社スキームが成り立ってしまうからです。
Tradeviewで銀行入金をした場合は、銀行送金で出金する必要があります。またクレジットカードやウォレットサービスで入金した場合、入金額まで出金して、利益分は銀行送金で出金します。
海外FXブローカーは出金に厳格なルールを設けています。うまく出金できない時はTradeviewサポートデスクに問い合わせましょう。
原因3:出金の優先順位に沿ってない出金リクエストをした
海外FXの出金ルートには優先順位があります。その優先順位に逆らうような出金リクエストをしても拒否されます。
出金方法の優先順位はこちら。
- 優先順位1:クレジットカード/デビットカード
- 優先順位2:オンラインウォレット
- 優先順位3:国内銀行送金
例えばクレジットカードで100万円入金した場合、その100万円の払い戻し出金が終わるまでは、オンラインウォレット・国内銀行送金では出金できなくなります。
同様にオンラインウォレットで100万円入金した場合、その100万円の出金が終わるまで銀行送金で出金できません。
これもマネーロンダリング対策の一環ですね。こうしないと不正取得したクレジットカードで高額入金してから、少しだけ出金して、残りの資金を国内銀行送金で出金するスキームが成り立ってしまうからです。
FXブローカーがマネーロンダリングスキームを放置していると、クレジットカード会社から利用を止められることがあります。海外FXブローカーは出金方法の優先順位を厳格に定めているわけです。
原因4:国際銀行送金に対応していない銀行を出金先に指定した
Tradeviewで銀行送金による出金をする時、送金先に選べない銀行を選ぶと出金できなくなります。
国際銀行送金に使えない銀行はこちら。(引用元)
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
- SBI新生銀行(SBIネット銀行は使える)
- PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
- セブン銀行
- じぶん銀行
- みずほ銀行(インターネット支店のみ)
海外銀行送金はマネーロンダリングや不正送金に悪用されやすく、セキュリティコストが高くつくため、ウェブ系のマイナー銀行だと対応していないことがあります。
送金先の銀行は楽天銀行・住信SBIネット銀行がおすすめ。どちらも手数料が低く、高額出金をしても面倒な手続きが発生しにくいです。
大手ブランドの銀行はおすすめしません。コンプライアンスが厳しく「海外FXブローカーの出金=ギャンブルで得た収益」とみなされ、銀行口座を凍結されてしまうリスクがあるからです。
原因5:クレジットカード・ウォレットサービスで利益出金している
Tradeviewではクレジットカードや一部ウォレットサービスでの利益出金ができません。
例えばクレジットカードやウォレットサービスで100万円入金して150万円まで増やした場合、入金額の100万円までは出金できますが、残り50万円は銀行送金で利益出金することになります。
bitwalletのようなオンラインウォレットサービスの場合、利益出金できるかどうかはブローカーによって異なります。Tradeviewの場合、利益出金は可能です。
原因6:取引口座と出金先口座の名義が異なる
取引口座と出金先名義が異なる場合、Tradeviewでは出金できません。マネーロンダリング対策ですね。
これを認めてしまうと不正取得したクレジットカードで入金して、別名義の口座に出金するマネーロンダリングが成立してしまいます。