この記事ではTradeview Xレバレッジ口座の特徴・おすすめ運用方法を解説していきます。
Tradeview Xレバレッジ口座の詳細は、英語版Tradeview「Accounts」で確認できます。
Tradeview Xレバレッジ口座の特徴
その1:最大レバレッジが500倍
Xレバレッジ口座の最大の特徴は、最大レバレッジが500倍と高めなこと。
口座レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり、トレードの資本効率が向上します。つまり少ない資金でも大きなロットで取引できるようになります。
具体的には高ロットの単発トレード、あるいは合計ロットが大きくなりやすいナンピン・マーチンゲール・グリッドトレードと相性が良いです。
ただXレバレッジ口座の初期レバレッジは100倍と低めに設定されています。レバレッジを500倍に引き上げるには、Tradeview「レバレッジ変更申請」から手続きする必要があります。
その2:スプレッドが広め
Xレバレッジ口座の最大のデメリットは、スプレッドが広めなこと。例えばドル円/USDJPYのスプレッドは1.8pipsから2.0pipsほどになります。
海外FX口座ではUSDJPYの取引コスト目安は1.0pips前後(取引手数料含む)なので、平均よりも2倍以上高いと判断します。
一方ILC口座だとUSDJPYのスプレッドは0.1pipsから0.3pipsなので、0.5pipsの取引手数料を入れても取引コストは低く抑えられます。(取引手数料の1ロット往復5ドル=0.5pips相当)
Xレバレッジ口座はスプレッドが広いため、利幅の狭いスキャEAとは相性が悪いです。一方レバレッジは500倍と高いため、ナンピン・マーチンゲール・グリッドEAなど必要証拠金が大きくなりやすいトレードロジックでも利益を出しやすいです。
ただグリッドEAを使うならレバレッジ1000倍+低スプレッド+スワップフリーなXM KIWAMI口座を使った方がいいです。
その3:最低入金額が100ドルと低め
Xレバレッジ口座の最低入金額は100ドルと低めです。日本円で15,000円ほどなので、リアル口座での少額運用に向いています。
一方ILC口座の最低入金額は1,000ドルとやや高めなので、100ドル前後の少額運用はできなくなります。
海外FXブローカーは出金リスクが高いので、資金100ドル前後から始めてみたいならXレバレッジ口座を選びましょう。
その4:最小ロットは0.01ロット
Xレバレッジ口座の最小ロットは0.01ロットと低めです。
他の海外FX口座だと最小ロット0.01ロットは当たり前なのですが、TradeviewではILC口座の最小ロットが0.1ロットと高めなので、そこに対するアピールポイントですね。
0.01ロットから取引できるため、マーチンゲール・グリッドEAなどを1段目0.01ロットで低リスク運用、あるいは0.05ロットで中リスク運用することもできます。
逆にILC口座は0.1ロット未満の取引ができないため、マーチンゲール・グリッドEAの低リスク・中リスク運用はしにくくなります。
その5:リアルタイムスプレッドを確認しにくい
Xレバレッジ口座のスプレッドはTradeviewトップページで公開されておらず、デモ口座もXレバレッジには対応していません。
Xレバレッジ口座のスプレッド目安は「ILC口座の表記スプレッド+2.0pips前後」でしょうか。リアルタイムスプレッドを確認したいなら、Xレバレッジのリアル口座を開設するのが手っ取り早いです。
Tradeview Xレバレッジ口座のおすすめ運用方法
Tradeview Xレバレッジ口座の運用方法は、スワップアービトラージがおすすめ。
スワップアービトラージとは、スワップポイントの差分で利益を得る手法のこと。片方の口座で100ロット、もう片方の口座で100ロットを両建てで保有することで、1日数万円のスワップ差益を稼げます。
Xレバレッジ口座はスプレッドが非常に広いため普通のトレードでは利益を出しにくいですが、取引回数が1回だけのスワップアービトラージであればそれも気になりません。
またXレバレッジ口座は最大レバレッジが500倍とやや高めで、他の口座タイプ(200-400倍)よりも必要証拠金を低く抑えられます。
ただ10-100ロットのスプレッドはかなりのコストになります。0.1pipsでも節約したいなら、レバレッジ400倍のTradeview cTrader口座で妥協してもいいでしょう。
スワップアービトラージはEAを使わないため、cTrader口座でも運用できます。