この記事ではVantageTradingのレビュー・基礎知識・おすすめ運用方法を解説していきます。
VantageTradingの詳細スペックは、VantageTrading「トップページ」で確認できます。
VantageTradingの基礎知識
VantageTradingでは2025年5月あたりから利益没収事案が発生しています。海外FXで出金拒否・利益没収されたときは、以下の記事でトラブルシューティングしましょう。
VantageTradingの提供ボーナス・プロモーション
VantageTradingの提供ボーナス・プロモーションはこちら。(ボーナス利用規約へ)
VantageTradingは、XM、FXGT、Bigbossに勝るとも劣らないレベルの高額入金ボーナスを提供しています。
ただし新興ボーナス業者は、高額なボーナスでトレーダーを客寄せし、ボーナス口座で大きな利益が出たら不正取引などの難癖をつけて利益没収してくるケースが多いです。ボーナス業者を使うときは警戒しましょう。
VantageTradingでは口座残高がクレジット残高を下回った場合、つまり現金部分が0になった場合、ブローカーの裁量でボーナスを取り消すことがあると明記しています。
口座資金がクレジット残高を下回った場合、Vantage tradingはその絶対的裁量でボーナスを一部または全てを削除する権利があります。本調整により、保有するポジションが強制ロスカットされる可能性があることをご留意ください。
引用元
またVantageTradingではボーナスを使った両建て取引をした時、その得られた利益を排除する権利があるともボーナス規約に明記しています。これはボーナスアービトラージ対策である可能性が高いです。
お客様は、取引クレジットをヘッジポジションに使用することはできません。Vantage Tradingは、事前の通知なしに、お客様のクレジットボーナス提供の資格を取り消し、お客様の取引口座からクレジットボーナスの一部または全て、およびインセンティブを削除し、ヘッジポジションによって発生した利益の一部または全てを排除する権利を留保します。
a)お客様が過剰売買(オファーの利益を得ることのみを目的とした証拠金FXまたはCFD取引の開始および終了)を行った場合
b) お客様が内部または外部ヘッジを行った場合
c)お客様が顧客契約に違反した場合、またはオファーの条件に違反した場合
引用元
ボーナス業者は客寄せのために高額ボーナスを提供していますが、アービトラージ取引が判明すると利益没収リスクが高くなります。
特にボーナス口座で高ロット取引して大きな利益を出すと、利益没収リスクは高くなります。それよりもボーナスアービトラージでわざとゼロカットさせて、ブローカーに収益性の低いトレーダー(カモ)と思わせることが重要です。

VantageTradingのボーナスを使い切ったら、乗り換え先はXMの3種ボーナスがおすすめ。10万円の入金額を17万円ほどに増やせます。

海外FXの他のボーナスについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

VantageTradingの対応プラットフォーム
VantageTradingの対応プラットフォームはこちら。
VantageTradingの基本的な対応プラットフォームは「MT4/MT5」の2つです。
主な使い分けとして、市販EAや無料配布EAを使うならEAの種類が多いMT4、裁量トレードをしたり自己開発したEAを使ったりするなら後発のMT5がおすすめです。
特にデスクトップ版MT5はポジションの一括決済が可能なので、EAがうっかり発注してしまった大量のオープンポジションや予約注文を一括で処理できます。
VantageTradingは独自アプリも提供していますが、海外FXの独自プラットフォームはクセが強いため、よほど大きなメリットがなければ使う必要はないです。
VantageTradingはコピートレーディングのプラットフォームを提供しています。
ただコピートレードはストラテジーのほとんどがハイリスクなナンピン・マーチンであること、取引手数料として得られた利益の3割前後を徴収されること、フォロワー口座のスプレッドが広めなことから、FX初心者にはあまりおすすめしません。
VantageTradingのレバレッジルール
VantageTradingでは最大2000倍のレバレッジを利用できます。レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり、少ない資金でも大きなロットで取引しやすくなります。
ただレバレッジ2000倍は無制限で使えるわけではありません。口座タイプや有効証拠金、オープンポジションの合計ロット数、銘柄カテゴリーによって制限されることがあります。
VantageTradingの口座タイプごとの最大レバレッジはこちら。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
スタンダード口座 | 1,000倍 |
ECN口座 | 1,000倍 |
プレミアム口座 | 2,000倍 |
VantageTradingの有効証拠金レバレッジ制限はこちら。
口座残高 | レバレッジ |
---|---|
〜10,000ドル | 2,000倍 (プレミアム口座のみ) |
10,000ドル〜44,999ドル | 1,000倍 |
45,000ドル以上 | 500倍 |
VantageTradingの口座タイプ
VantageTradingの口座タイプはこちら。
口座タイプ | スタンダード口座 | ECN口座 | プレミアム口座 |
---|---|---|---|
通貨単位 | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
初回最低入金額 | 50ドル相当額 | 50ドル相当額 | 3,000ドル相当額 |
取扱銘柄 | FX通貨ペア・暗号資産・貴金属・エネルギー・株価指数・コモディティ・ETF・個別株・債券 | FX通貨ペア・暗号資産・貴金属・エネルギー・株価指数・コモディティ・ETF・個別株・債券 | FX通貨ペア・暗号資産・貴金属・エネルギー・株価指数・コモディティ・ETF・個別株・債券 |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 2,000倍 |
スプレッド | 1.0 pips~ | 0.0 pips~ | 0.0 pips~ |
取引手数料 | なし | 6ドル (=900円・往復) | なし |
最低ロット数 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット | 200ロット | 200ロット |
ロスカット水準 | 10% | 10% | 0% |
取引プラットフォーム | MT4・MT5・Vantage Tradingアプリ・TradingView | MT4・MT5・Vantage Tradingアプリ・TradingView | MT4・MT5・Vantage Tradingアプリ・TradingView |
スワップ割引 | なし | なし | あり |
口座開設ボーナス | あり | あり | なし |
入金ボーナス | あり | あり | なし |
口座タイプを選ぶときは、取引コストが最も低いものを選ぶようにしましょう。今回の場合はプレミアム口座をがおすすめ
ECN口座の方がトータル取引コストは低くなるように思えますが、プレミアム口座は取引手数料なし+低スプレッドなので、トータル取引コストをかなり低く抑えられます。
ただしプレミアム口座を使うには、初回入金額として3,000ドル入金する必要があります。またプレミアム口座はVantageTradingの口座開設ボーナスや入金ボーナスには対応していません。
VantageTradingの最大口座開設数
VantageTradingではリアル口座を最大20口座まで開設できます。
Vantage Trading(ヴァンテージ)では、1人つき最大20口座まで追加口座を開設できます。
引用元
デモ口座は最大10口座までです。
VantageTrading(ヴァンテージトレーディング)のデモ口座は最大で10口座まで開設できるため、使用を検討したい口座タイプや資金額などさまざまなシチュエーションを検証できます。
引用元
VantageTradingの入金方法・入金手数料
VantageTradingの入金方法・入金手数料はこちら。
入金方法 | 手数料 | 反映時間 |
---|---|---|
国内銀行 | 無料 | 2営業日以内 |
クレジットカード | 無料 | 即時 |
Bitwallet | 無料 | 24時間 |
仮想通貨 | 無料 | 1時間 |
コンビニ | 330 (5万円以上の入金は530) | 24時間 |
e-money | 330 | 即時 |
VantageTradingは国内銀行送金に対応しています。ただし海外FXブローカーへの口座入金は銀行側からマネーロンダリングの疑いを受けやすいです。大手ブランド銀行は使わず、ネットバンク系銀行を使うようにしましょう。(楽天銀行・住信SBIネット銀行など)
VantageTradingはクレジットカード送金にも対応しています。ただし海外FXブローカーへの入出金はカード会社から不正利用扱いされやすいので、メインのカードではなく予備のカードを使いましょう。
VantageTradingはbitwalletなどのオンライン送金サービスにも対応しています。bitwalletは各種手数料が安いので優先的に使いましょう。
VantageTradingは仮想通貨送金にも対応しています。適切な送金ルートを選べば、送金コストを低めに抑えられます。ただし送金先を間違えると資金を失うリスクがあるため、送金前には少額でテスト送金しておきましょう。
VantageTradingの出金方法・出金手数料
VantageTradingの出金方法・出金手数料はこちら。
出金方法 | 出金手数料 | 反映時間 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 無料 | 3~5営業日 |
Bitwallet | 無料 | 3~5営業日 |
暗号資産 (仮想通貨) | 無料 | 3~5営業日 |
出金方法の仕様も入金方法とだいたい同じです。ただ一部の出金方法は、利益出金に対応していないことがあります。
例えばクレジットカードで入金した場合、入金額分までの出金は払い戻しになり、利益分の出金は国内銀行送金などで出金するケースが多いです。
出金方法が利益出金に対応しているかどうかはブローカーによって異なります。利益出金の可否はコロコロ変わるので、入金前にVantageTradingのサポートデスクに質問しておくといいでしょう。
VantageTradingの資金移動時の為替手数料
(調査中)
資金移動時の為替手数料を安く抑えたいならTradeviewがおすすめ。基本通貨の異なる口座間で資金移動しても為替手数料は無料です。(ドル口座→円口座への資金移動など)

VantageTradingのストップアウト(ロスカットレベル)・マージンコール
VantageTradingのストップアウト(ロスカットレベル)・マージンコールはこちら。
ストップアウト | 0-10% |
---|---|
マージンコール | 50% |
VantageTradingのストップアウトは0-10%と低めです。
ストップアウトとは、ロスカットが発動するときの証拠金維持率のこと。では証拠金維持率が%を下回ると、保有中のポジションが強制的に決済されます。
またVantageTradingのマージンコールは50%です。
マージンコールとは証拠金維持率が一定以下になったときに表示される警告のこと。国内FX業者だと新規取引を制限されますが、海外FX業者だと単なる警告だけです。
メタトレーダー(MT4/MT5)でマージンコールが発生した場合、取引画面の一部が赤く変化します。


海外FXでロスカットを防ぎたいなら、証拠金維持率を300%から500%を意識しましょう。運用ロットも資金10,000ドルあたり3.0-5.0ロットを目安にしたほうがいいです。
VantageTradingのスプレッド
VantageTradingのスプレッドはこちら。
口座タイプ | スタンダード | RAW ECN | プレミアム |
---|---|---|---|
USDJPY | 1.7 | 0.5(1.4) | 0.7 |
EURUSD | 1.8 | 0.2(1.1) | 0.6 |
GBPUSD | 2.0 | 0.2(1.1) | 1.0 |
GBPJPY | 3.6 | 1.1(2.0) | 1.3 |
XAUUSD | 34 | 11(20) | 16 |
取引ソフトを最小限に抑えたいなら、プレミアム講座を使いましょう。初回入金額で3000ドル入金しておく必要はありますが、他の口座タイプよりも取引コストを低く抑えられます。
VantageTradingのストップレベル
VantageTradingのストップレベルはゼロです。
VantageTrading(ヴァンテージ)では全通貨ペアでストップレベルが0pipsに設定されています。
引用元
ストップレベルとは、予約注文の値幅制限のこと。例えばストップレベルが5.0pipsなら、現在価格から上下5.0pips以下のところにリミット注文・ストップ注文を設置できなくなります。
ほとんどの海外FXブローカーではストップレベルは0になっていますが、スキャEA対策をしているブローカーだとストップレベルが設定されていることがあります。
ストップレベルが0だとSL/TP1.0pips以下のスキャEAで利益を出しやすくなります。スキャEA・超高速売買・裁量スキャルピングトレードをするなら、ストップレベルゼロのブローカーを使いましょう。
VantageTradingのスワップポイント
VantageTradingのスワップポイントはこちら。
銘柄 | ロング(買) | ショート(売) |
---|---|---|
EUR/USD | -6.04 | 2.6 |
USD/JPY | 10.73 | -27.97 |
GBP/USD | -1.64 | -0.21 |
USD/CHF | 6.88 | -14.74 |
AUD/USD | -1.73 | 0.39 |
USD/CAD | -0.22 | -7.98 |
NZD/USD | -2.2 | -2.19 |
VantageTradingはプラスのスワップポイントを提供しているため、スワップアービトラージで利益を出すことができます。マイナススワップ側はXM KIWAMI口座などのスワップフリー口座で取引しましょう。


ただVantageTradingのプラススワップは他のブローカーと比べてやや低めです。スワップアービトラージの収益を伸ばしたいなら、AXIORYなどプラススワップが高いブローカーを使った方がいいかもしれません。

スワップ損益を計算するなら、XMのスワップ計算ツール・AXIORYの取引計算シミュレーターが便利です。(XMの計算ツールはゴールド・CFD銘柄には非対応)


VantageTradingのロット仕様・最小/最大ロット
VantageTradingのロット仕様・最小/最大ロットはこちら。
1ロット通貨量 | 100,000通貨 |
---|---|
最小ロット | 0.01ロット |
最大ロット | 200ロット |
VantageTradingの1ロット通貨量は100,000通貨となります。セント口座・マイクロ口座などは提供していないため、1ロット通貨量は100,000通貨で固定です。
VantageTradingの最小ロットは0.01ロットとなります。これは1,000通貨に相当します。もっと小さな取引量で取引したいならXM マイクロ口座を使いましょう。

VantageTradingの最大ロットは200ロットです。海外FXの最大ロットは50ロットから100ロットがボリュームゾーンなので、最大200ロットはやや大きい方です。
VantageTradingの金融ライセンス
VantageTradingはグループで複数の金融ライセンスを保有していますが、日本向け法人は金融ライセンスを公開していません。
日本人向けの法人である「Vantage Prime Trading Limited」は取得ライセンスを公開していません。
引用元
海外FXブローカーの金融ライセンスは必ずしも出金の安全性を担保するものではありませんが、ライセンスのないブローカーは総じて信用度が低いです。
金融ライセンスを保有しているブローカーは資金量や監査などの基準をクリアしており、ライセンス剥奪を恐れてトレーダーに対して理不尽な出金拒否・利益没収を控える傾向があります。
逆に金融ライセンスを保有していないブローカーは既に失うものがないため、派手なボーナス・キャンペーンでトレーダーを集めて、大きな利益を出した出金拒否・利益没収を連発することがあります。
また海外FXブローカーのグループ会社が金融ライセンスを保有していても、日本人向けの法人は金融ライセンスを保有していないケースもあります。
海外FXブローカーの出金リスクを最小限に抑えたいなら、日本人向け法人で金融ライセンスを保有していないブローカーは使わないようにしましょう。
VantageTradingの口座休眠/凍結ルール・口座維持手数料
VantageTradingの口座休眠/凍結ルール・口座維持手数料はこちら。
口座休眠の条件 | 残高ゼロで1ヶ月放置 |
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口座凍結の条件 | 残高ゼロで1ヶ月放置 |
口座維持手数料 | なし |
VantageTradingのおすすめ運用方法
VantageTradingの運用方法は裁量スイングトレードがおすすめ。レンジ相場ではナンピン、トレンド相場ではピラミッディングと使い分けることで、常に期待値の高いトレードができます。
スイングトレードは獲得ピップスが多いため、スプレッドが広めのブローカー・口座タイプでも利益を出しやすいです。窓埋めトレード・指標トレードのようにタイミングもシビアではないため、FX初心者でも再現しやすいです。
