この記事はTradeviewでのゴールド取引のやり方を解説していきます。
Tradeviewのゴールド銘柄は、英語版Tradeview「Forex Contract specs」で確認できます。
Tradeview ゴールド(XAUUSD/Gold)銘柄の特徴
特徴1:ボラティリティが非常に激しい
ゴールド銘柄の最大の特徴は、ボラティリティが非常に激しいこと。
FXでは銘柄のボラティリティが激しければ激しいほど、利幅が大きくなり、資本効率の高いトレードがしやすくなります。ピラミッディングトレードなどでうまくトレンドに乗っかれば1日で100万円以上稼ぐことも可能です。(あくまで理論上。リスクは考慮しない)
ただボラティリティが激しいため、ナンピン・マーチンゲール・グリッドトレードなど逆張りポジションを積み重ねるトレード手法を行うと、ロスカットされて資金を全て失うリスクもあります。
ゴールド取引は一攫千金の夢がありますが、資金を失うリスクが非常に高いので注意しましょう。
Tradeviewのゴールド銘柄は、英語版Tradeview「Forex Contract specs」で確認できます。
特徴2:銘柄レバレッジは200-500倍
Tradeviewのゴールド銘柄レバレッジは200倍から500倍。取引口座レバレッジに準拠します。
例えばTradeview ILC口座なら最大レバレッジは200倍なので、ゴールド銘柄レバレッジも200倍になります。同様にcTrader口座なら最大レバレッジは400倍なのでゴールド銘柄レバレッジは400倍となります。
レバレッジが高ければ高いほど必要証拠金が少なくなり、資本効率の高いトレードがしやすくなります。AXIORYのゴールド銘柄レバレッジ100倍に不満があるなら、Tradeviewを使うといいでしょう。
Tradeviewのゴールド銘柄は、英語版Tradeview「Forex Contract specs」で確認できます。
特徴3:必要証拠金はやや高め(USDJPYの2倍ほど)
ゴールドの必要証拠金は一般的なFX通貨ペアのおよそ2倍です。
必要証拠金の目安はこちら。(AXIORY「取引→取引計算シミュレーター」で計算可能)
口座レバレッジ | 1.0ロットの必要証拠金(XAUUSD) | 1.0ロットの必要証拠金(USDJPY) |
---|---|---|
1000倍 | 200ドル | 100ドル |
400倍 | 500ドル | 250ドル |
200倍 | 1,000ドル | 500ドル |
ゴールドでハイリスクトレードをするにしても、ロスカットされないよう証拠金維持率を高めにキープしておく必要があります。有効証拠金は必要証拠金の5倍から10倍、資金10,000ドルなら1,000ドルから2,000ドルを目安にするといいでしょう。
ゴールド(XAUUSD)の必要証拠金を計算するならAXIORYの計算ツールを利用しましょう。XMの計算ツールはゴールド(XAUUSD)に対応していません。
AXIORYの計算ツールは、AXIORY「取引→取引計算シミュレーター」で利用できます。
ただしAXIORYの計算ツールではゴールドのレバレッジが100倍に固定されています。適用レバレッジが200倍なら必要証拠金は半分に、400倍なら4分の1に再計算しましょう。(レバレッジと必要証拠金は反比例の関係にある)
Tradeview ゴールド取引の始め方
手順1:Tradeviewで口座開設する
Tradeviewでゴールド取引するには、MT4/MT5口座が必要です。まだ持っていないならTradeview「個人口座申請」で口座開設しましょう。
ゴールド取引は資金を失うリスクが高いです。ナンピン・マーチンゲールEAなどハイリスクな運用をするならデモ口座で練習しましょう。
運用口座タイプは、EA自動売買をするならMT4 ILC口座、裁量トレードをするならcTrader口座がおすすめ。
手順2:会員ページで口座入金する
口座開設が済んだら、Tradeview会員ページで口座入金しておきます。入金方法は国内銀行送金がおすすめ。送金手数料が低く、ネット銀行なら無料で済ませられます。
うまく入金できない場合は、Tradeviewサポートデスクに問い合わせましょう。
手順3:FXプラットフォーム(MT4/MT5)をダウンロード・インストールする
口座有効化と口座入金が終わったら、TradeviewでFXプラットフォーム(MT4/MT5)をダウンロード・インストールします。
うまくログインできない場合は、以下の記事でトラブルシューティングしましょう。記事はXMのものですが、Tradeviewでも共通している部分は多いです。
手順4:ゴールド(XAUUSD)のチャートを表示させる
デフォルトのMT4/MT5だとゴールド(XAUUSD)チャートが表示されていないことがあります。その場合は手動でゴールドチャートを表示させましょう。
ソフトウェア版MT4/MT5の場合、画面左上の「気配値表示」からゴールド銘柄(XAUUSD)を選択し、ダブルクリックやドラッグ&ドロップをします。
ソフトウェア版でのチャート表示方法はこちら。
アプリ版MT4/MT5の場合も、「気配値表示」画面から右上の「+」ボタンをクリックし、ゴールド(XAUUSD)チャートを追加します。
アプリ版でのチャート表示方法はこちら。
手順5-1:(EA自動売買の場合)EAをセットする
EAでゴールド取引をする場合、ゴールドチャートにEAを設定する必要があります。
ゴールド取引をするなら運用EAは「Dark Venus」がおすすめ。MQL5アカウントを持っていれば無料でダウンロードできます。
トレードロジックは、高頻度マーチンゲールトレード。価格が±2σ(シグマ)を超えたらマーチンゲールを開始し、その後は5pips逆行するごとに逆張りポジションを追加していきます。
Dark Venusはロットの増え方が急激で、ロスカットのリスクが高いです。稼働時間はサーバー時間の10時から21時までに限定し、ボラティリティの高いロンドン時間やニューヨーク時間だけを狙いましょう。
手順5-2:(裁量トレードの場合)取引ツールをインストールする
ソフトウェア版MT4/MT5で裁量トレードをするなら、取引ツールをダウンロード・インストールしておきましょう。デフォルトのMT4/MT5は使いにくいので、取引ツールで補助します。
取引ツールはMQL5の無料ツールから使ってみましょう。MQL5アカウントを持っていればダウンロードできます。
MQL5の無料取引ツールはこちら。
有料で高性能なものが欲しいなら「Trade Manager 4 Lite」もおすすめ。価格は30ドルとお手頃です。
ただしMQL5はウェブサイトとしての信用度が低く、カード会社によっては決済できないことがあります。その場合は無料ツールで妥協しましょう。
Tradeview ゴールドのおすすめ取引方法
取引方法1:高頻度のマーチンゲールEA運用
FX初心者がゴールド取引をするなら、高頻度マーチンゲールEA運用がおすすめ。EAを使うことでエントリーや決済を自動化でき、チャートを見る時間を大幅に節約できるため、ストレスを抱えにくくなります。
ゴールドでのマーチンゲールEA運用は破綻リスクが高いとされていますが、稼働時間をサーバー時間10時から21時だけに限定し、稼働終了時間にポジションを一括決済させておくことで、ロスカットリスクを大幅に軽減できます。
ゴールド取引をするなら運用EAは「Dark Venus」がおすすめ。MQL5アカウントを持っていれば無料でダウンロードできます。
Dark Venusのトレードロジックは、高頻度マーチンゲールトレード。価格が±2σ(シグマ)を超えたらマーチンゲールを開始し、その後は5pips逆行するごとに逆張りポジションを追加していきます。
2番目の候補としては「Grid EA Pro」がおすすめ。こちらもMQL5アカウントを持っていれば、無料でダウンロードできます。(現在は30ドルの有料EA)
トレードロジックは、ロット倍率1.1倍のグリッド・マーチンゲールトレード。厳密にはマーチンゲールEAですが、ロットの増加率が低いことからナンピンのような運用もできます。(ロット倍率は1.0倍にも設定可能)
Grid EA Proの最大の強みは、オーバーラップ機能があること。ポジションが捕まってしまったときに決済ラインをマイナス方向に動かせるため、普通のマーチンゲールEAよりロスカットリスクを抑えられます。
3番目の候補としては「Move-Catcher」がおすすめ。こちらは分解モンテカルロ法でロットを増やしていくマーチンゲールEAです。(獲得するには作者へのDMが必要)
分解モンテカルロ法は、カジノやギャンブルにおけるロットの増やし方の一つで、一般的なマーチンゲールより破綻リスクが低いとされています。
ただ分解モンテカルロ法はロットの増やし方が複雑で、商用EAもあまり出回っていません。開発者のChisikiさんにDMを送って、EAを配布してもらいましょう。
取引方法2:裁量トレード(ピラミッディング・ナンピン)
EAの設定が煩わしい、あるいはスマホ・タブレットで取引をするなら、裁量トレードがおすすめ。
トレード手法はナンピン・ピラミンディングを採用しましょう。レンジ相場ではナンピン、トレンド相場ではピラミッディングと使い分けることで、どんな相場でも常に期待値の高いトレードができます。
時間足は「4時間足・日足」がおすすめ。スイング軸に運用することで、チャートを見る時間を大幅に節約でき、デイトレードやスキャルピングトレードより生活に悪影響が出にくくなります。
ただ裁量トレードはエントリー・決済を自分で判断しなくてはならないため、ストレスが溜まりやすいです。合わないようならEA自動売買に切り替えましょう。